数値がおかしい?エアロバイクのカロリー表示が正しいのか検証!

エアロバイク

エアロバイクのカロリー表示を見て「なんかおかしくない?」と思われた方はいらっしゃると思います。

エアロバイクのカロリー表記はあくまで目安程度に捉えるのが良いと思います。より正確な数値を測るのはウエラブル端末などを用いた方が良いです。

そこで今回の記事では、エアロバイクとウエラブル端末の消費カロリーのズレについて検証します。

エアロバイクの消費カロリーについて

エアロバイクの消費カロリーは「METs×体重(kg)×運動時間(h)×1.05」で表すことが出来ます。

METsというのは運動の強度を表す単位です。METsは散歩などの軽い運動ほど低く設定されており、ランニングやスポーツなど激しい運動になるほど高くなります。また、同じ種目でも負荷によって強度が変わってきます。エアロバイクの場合はゆっくり漕ぐか、激しく漕ぐかでMETsが変わります。

エアロバイクのMETsの例

改訂版『身体活動のメッツ(METs)表より抜粋

エアロバイクのMETsは3.5~14.0に設定されています。3.5METsはウォーミングアップ程度の軽い負荷、14METsともなるとダイエットとかけ離れたかなりきついトレーニングを指します。

METsが高くなるほど消費カロリーも変化します。例えば60㎏の方が30分エアロバイクを漕いだ場合の消費カロリーは

3.5(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=110kcal

4.8(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=151kcal

6.8(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=214kcal

8.8(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=277kcal

11.0(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=346kcal

上記の様に消費カロリーに差が生じます。

消費カロリーを上げるためには運動強度(METs)を上げることが重要です。

エアロバイクのカロリー表示は正確か?

エアロバイクのカロリー表示が本当に正しいか疑問に思われたことがあるかもしれません。もちろん機種にもよりますが、あくまで目安程度として設定しているものが多いようです。

上記でご紹介した通り消費カロリーは個人差がかなり大きいです。特に体重が変わると数値に変動が生じます。

例)30分漕いだ場合の60㎏と70㎏の差

3.5(METs)×60(kg)×0.5(h)×1.05=110kcal

3.5(METs)×70(kg)×0.5(h)×1.05=128kcal

家庭用のエアロバイクでは体重を設定できない商品も多くあるかと思います。そういった機種ではどうしても正確な消費カロリーを計算するのは難しくなります。

実際にカロリーを測ってみた-エアロバイク編-

それでは実際にエアロバイクを漕いで消費カロリーを測定してみます。私が愛用しているアルインコ エアロマグネティックバイク5219を用いて検証します。

2020年に購入した商品なので最新機種と比べると古いです。メーターはこのような仕様となっています。

今回の検証では、ウエラブル端末をつけながらエアロバイクを漕ぎ、エアロバイクのカロリー表示とどれ程の差が出るのか検証します。

情報

被験者:34歳男性

体重 :73㎏

エアロバイクの速度:16~17km/h

エアロバイクの負荷:8段階中の7に設定

漕いでいる時間  :30分

【結果】

エアロバイクの表示カロリー:128.2kcal

エアロバイクのモニターでは30分漕いで128.2kcalの表記でした。

METsを逆算してみます。

x(METs)×73(kg)×0.5(h)×1.05=128kcal

x(METs)=3.3

今回の運動は3.3METsとなりました。3.3METsはかなり楽に漕げる運動に相当します。個人的にはもう少し運動強度は高いかなと感じました。

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実際にカロリーを測ってみた-ウエラブル端末編-

続いてウエラブル端末での結果を表示します。私はAppleWatchを持っているのでそちらで検証を行いました。

【結果】

AppleWatchでの消費カロリー:176kcal

AppleWatchでは176kcalとエアロバイクの表記よりも高い数値となりました。

METsを逆算してみます。

x(METs)×73(kg)×0.5(h)×1.05=176kcal

x(METs)=4.6

4.6METsは「楽からほどほどの労力」に相当する運動強度です。今回の運動では足にきつさを感じることはなく、ながら運動で30分漕ぎ続けていました。平均の心拍数は114拍/分なのでまさに”ほどほどの負荷”であったと思います。

今回の検証ではエアロバイクのモニター表記が128kcal、AppleWatchの表記が176kcalなのでその差は48kcalでした。エアロバイクの表示カロリーはあくまで目安なので、負荷や回転数が同じなら誰が漕いでも同じ表示になるのではないかと思います。

一方、ウエラブル端末は体重を加味しているので、カロリー計算をする上で参考になる情報は多く、より正確な消費カロリーに近いのではないかと思います。

まとめ

以上、エアロバイクの表示カロリーについてまとめました。エアロバイクの表示カロリーは目安程度として設定している機種が多いです。より正確な数値を知りたいのならウエラブル端末などを用いた方が良いと思います。

エアロバイクを漕ぐ際は、楽をしすぎると消費カロリーが上がってきません。しっかりと負荷をかけ、運動強度を上げて消費カロリーも上げていきましょう。

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