エアロバイクを選ぶとき、「静音性」や「サイズ感」、「価格」ばかりに目がいっていませんか?
実はそれ以上に重要なのが、エアロバイクの負荷の強さです。負荷が軽すぎると、同じ時間運動しても運動強度や消費エネルギーが十分に上がらないことがあります。
その負荷の強さを示す指標が、W(ワット)という単位です。しかしこのW(ワット)は見慣れないため、
- W(ワット)ってそもそも何?
- 何Wくらいあれば脂肪燃焼に十分なの?
- 家庭用エアロバイクでもちゃんと負荷は足りる?
と疑問に感じる方も多いと思います。
実際、家庭用エアロバイクの中には「軽くて安いけれど、負荷が弱くてトレーニング効果が出にくい」という商品も少なくありません。
そのため、購入前にW(ワット)をしっかりと確認しておくことが、失敗しないエアロバイク選びの分かれ道になります。
そこで本記事では、エアロバイクの負荷を表すW(ワット)について分かりやすく解説します。また、私が実際に愛用しているエアロバイクを使って、運動強度を検証していきます。
- エアロバイクが欲しいけれど、負荷のイメージが湧かない方
- 「脂肪燃焼できるエアロバイク」を選びたい方
- 購入後に「思ったよりキツくない…」と後悔したくない方
そんな方に向けた内容になっています。
エアロバイクのW(ワット)とは?負荷レベル・RPMとの違い
エアロバイクのW(ワット)とは、ペダルをこいだときに出している運動量を表す数値です。
厳密には1Wは「1秒間に1ジュールの仕事をする仕事率」を意味します。エアロバイクではワット数が高いほど、強い力を使って運動している状態だと考えると分かりやすいでしょう。
ただし、Wはペダルの重さだけで決まるわけではありません。
エアロバイクのワット数は、主に次の2つによって変わります。
- ペダルにかかる負荷
- ペダルを回す速さ(RPM)
RPMとは、1分間にペダルを何回転させたかを表す数値です。同じ負荷段階でも、ゆっくりこぐ場合と速くこぐ場合では、発揮するワット数が変わります。
そのため、エアロバイクの性能を比較するときは、Wの数値だけでなく「何RPMで測定したWなのか」まで確認することが重要です。
アルインコの公式負荷表では、機種ごとのワット数が「60RPMでこいだ場合」の数値として掲載されています。
私が使用している「エアロマグネティックバイク AFB5219」の場合、60RPMでこいだときの負荷は次のとおりです。
| 負荷段階 | W(60RPM時) |
|---|---|
| 1 | 30W |
| 2 | 36W |
| 3 | 47W |
| 4 | 53W |
| 5 | 65W |
| 6 | 80W |
| 7 | 116W |
| 8 | 181W |
同じ8段階のエアロバイクでも、別の機種では最大負荷が100Wに届かないこともあれば、150Wを超えることもあります。
つまり、「8段階だから負荷が強い」「16段階だから8段階より高性能」とは限りません。
負荷段階の数は、強さそのものではなく、負荷をどれだけ細かく調整できるかを表す数字です。エアロバイクの負荷性能を比べるときは、段階数よりも、同じRPMで何Wまで出せるのかを確認しましょう。
なお、同じWでも体重や年齢、運動経験によって感じるきつさは異なります。実際の運動では、ワット数だけでなく心拍数や呼吸の状態も確認しながら、自分に合った負荷へ調整することが大切です。
エアロバイクは何Wが目安?目的別に解説
エアロバイクのワット数は、目的や体力によって適切な数値が異なります。
おおまかな目安は次のとおりです。
| 目的 | ワット数の目安 | 運動時の感覚 |
|---|---|---|
| ウォーミングアップ | 30~50W | 非常に軽く、余裕を持ってこげる |
| 運動初心者・健康維持 | 50~80W | 会話を続けながらこげる |
| ダイエット・脂肪燃焼 | 80~120W | 軽く汗ばみ、呼吸が少し速くなる |
| 体力向上・持久力トレーニング | 120~180W | 息が上がり、脚にも負荷を感じる |
| 高強度トレーニング | 180W以上 | 長時間の継続が難しい |
※上記は家庭用エアロバイクで運動を始める際の目安です。年齢・体重・運動経験・使用機種によって感じる強度は異なります。
初心者は50~80Wから始める
運動習慣がない方は、最初から100W以上に設定する必要はありません。
まずは50~80W程度から始め、次の状態を確認してください。
- ペダルを一定のペースで回せる
- 息切れせずに会話できる
- 脚に強い痛みや負担を感じない
- 20~30分程度続けられる
負荷が軽く感じても、最初はフォームやペースを安定させることが優先です。慣れてきたら、10~20Wずつ負荷を上げていきましょう。
ダイエット目的なら80~120Wを基準に調整する
ダイエットや脂肪燃焼が目的の場合は、80~120W程度から自分に合う数値を探すとよいでしょう。
コナミスポーツクラブでは、51~89Wを「楽にこぐ程度」、90~100Wを「ほどほどにこぐ程度」の運動として紹介しています。
ただし、脂肪燃焼に最適なワット数が、すべての人に共通しているわけではありません。
同じ100Wでも、運動初心者にはかなりきつく感じる一方、普段から運動している男性には軽く感じることがあります。そのため、ワット数だけでなく、心拍数や呼吸の状態も確認することが重要です。
目安にしたいのは、次のような状態です。
- 軽く汗ばむ
- 呼吸は速くなるが会話はできる
- 脚に適度な重さを感じる
- 20~30分間は継続できる
- 心拍数が中強度の範囲に入っている
ワット数を上げすぎて数分しか続けられない場合は、有酸素運動としては負荷が高すぎる可能性があります。反対に、長時間こいでも呼吸や心拍数がほとんど変化しない場合は、少しずつ負荷を上げてみましょう。
自分に合った心拍数の計算方法については、以下の記事で実測結果とともに詳しく解説しています。

ワット数だけで脂肪燃焼効果は決まらない
ワット数が高くなるほど、同じ時間で消費するエネルギーは増える傾向があります。
しかし、負荷を上げれば上げるほど脂肪燃焼に効果的になるわけではありません。負荷が高すぎると運動を長く続けられず、結果として運動時間が短くなってしまうからです。
反対に、50W程度の軽い運動でも、運動を始めたばかりの方や体力に自信がない方にとっては十分な運動になります。
重要なのは、特定のワット数にこだわることではなく、次の3つのバランスです。
- 適度に心拍数が上がること
- 20~30分程度続けられること
- 無理なく継続できること
エアロバイクを30分続けた場合の効果や消費カロリーについては、以下の記事も参考にしてください。

体力がついたら120W以上も選択肢になる
運動に慣れてきた男性や、持久力を高めたい方は、120~180W程度も選択肢になります。
この範囲になるとペダルに明確な重さを感じ、心拍数も上がりやすくなります。ただし、180W前後は運動初心者にとってかなり高い負荷になる可能性があります。
最初から無理に高いワット数を目指すのではなく、80W、100W、120Wと段階的に上げてください。
私が使用しているエアロバイクで検証したところ、53Wと80Wでは心拍数が十分に上がらず、116Wから脂肪燃焼を狙える心拍数に近づきました。181Wではさらに心拍数が上がり、しっかりと運動している感覚を得られました。
この結果からも、必要なワット数には個人差があることが分かります。
ワット数は「何Wなら必ず痩せる」という数値ではありません。自分の心拍数や体感を確認し、20~30分続けられる範囲で調整するための指標として活用しましょう。
購入時は負荷段階より「最大W」を確認する
家庭用エアロバイクを選ぶときは、「負荷が8段階か16段階か」だけで判断しないようにしましょう。
負荷段階の数から分かるのは、負荷をどれだけ細かく調整できるかです。段階数が多くても、最大負荷が強いとは限りません。
例えば、アルインコが公表している60RPM時の負荷を比較すると、同じ8段階のエアロバイクでも最大Wには大きな差があります。
| 製品 | 負荷段階 | 最大負荷(60RPM時) |
|---|---|---|
| AFBX4321 | 8段階 | 90W |
| AFB4309GX | 8段階 | 97.7W |
| AFB4022 | 8段階 | 145W |
| AFB5219 | 8段階 | 181W |
すべて8段階ですが、最大負荷は90~181Wまで約2倍の差があります。
つまり、商品ページに「8段階の負荷調節が可能」と書かれていても、それだけでは強い負荷をかけられるか判断できません。
エアロバイクの負荷性能を比較するときは、次の順番で確認してください。
- 最大で何Wまで負荷をかけられるか
- そのWが何RPMで測定された数値か
- 負荷方式は何か
- 連続使用時間は何分か
最大Wや連続使用時間を商品ごとに比較したい方は、「家庭用エアロバイクおすすめ6選|最大負荷や連続使用時間を比較」も参考にしてください。最大102~300Wのモデルを目的別に紹介しています。
男性が長く使うなら最大150W以上がひとつの目安
自宅で運動したい男性が長期間使うことを考えるなら、最大150W以上に対応したエアロバイクをひとつの目安にするとよいでしょう。
運動を始めたばかりの段階では、50~100W程度でも十分に負荷を感じられます。しかし、継続していると体力がつき、同じワット数では心拍数が上がりにくくなる可能性があります。
最大負荷が100W前後のモデルでは、最初は問題がなくても、次第に次のような不満が出てくるかもしれません。
- 最大負荷にしても軽く感じる
- 脚に十分な重さを感じない
- 心拍数を上げるために速く回し続けなければならない
- 高強度のトレーニングができない
一方、最大150W以上に対応していれば、軽い有酸素運動から、負荷を高めた持久力トレーニングまで対応しやすくなります。
目的別の購入目安は次のとおりです。
| 使用目的 | 購入時に確認したい最大W |
|---|---|
| 運動不足解消・軽い有酸素運動 | 100W前後 |
| ダイエット・健康維持 | 120~150W以上 |
| 運動経験のある男性 | 150~180W以上 |
| 高強度・インターバルトレーニング | 180~200W以上 |
※筆者の実測と使用経験をもとにした購入目安です。必要な負荷は体力や体格によって異なります。
私が使用しているAFB5219は、60RPM時に最大181Wまで負荷をかけられます。実際に使ってみると、軽い運動をしたい日は53~80W、しっかり心拍数を上げたい日は116~181Wというように、目的に合わせて負荷を使い分けられます。
運動を始めた当初だけでなく、体力がついた後も使えることを考えると、最大181Wまで選べる点は大きなメリットだと感じています。
最大Wは同じRPMの数値で比較する
最大Wを確認するときは、測定時のRPMも忘れずに確認してください。
Wは負荷の重さとペダルの回転数によって変化します。そのため、異なる回転数で測定された数値をそのまま比較することはできません。
例えば、次の2製品があったとします。
- A:60RPMで最大150W
- B:80RPMで最大170W
数字だけを見るとBのほうが高負荷に見えます。しかし、Bを60RPMでこいだ場合も170Wになるとは限りません。
製品を比較するときは、「60RPM時」など同じ条件で公表されたワット数を比べましょう。
なお、商品ページに記載されている「消費電力○W」は、ペダルの負荷ではありません。電動式のメーターや負荷調節機能を動かすために使用する電力です。
確認したいのは、消費電力ではなく「ペダル負荷」「運動量」「負荷値」などとして掲載されているWです。
最大Wだけで商品を決めない
最大Wは負荷性能を比較するうえで重要ですが、それだけで商品を決めるのもおすすめできません。
購入前には次の項目も確認しましょう。
- 連続使用時間
- サドルの高さと前後調節
- 対応身長
- 耐荷重
- マグネット式・電磁式などの負荷方式
- 本体のサイズと重量
- 静音性
- 心拍数測定機能
- 保証期間
特に注意したいのが連続使用時間です。
最大負荷が強くても、連続使用時間が30分までの製品では、1時間続けて使用することは想定されていません。長時間運動したい方は、最大Wとあわせて連続使用時間も確認してください。
エアロバイクの負荷性能を比べるときは、段階数ではなく、まず同じRPMでの最大Wを見る。そのうえで、連続使用時間や負荷方式などを比較することが、購入後の失敗を防ぐポイントです。
アルインコの各モデルを負荷・連続使用時間・サイズなどで比較したい方は、以下の記事をご覧ください。
W表記がないエアロバイクを選ぶ際の注意点
家庭用エアロバイクの中には、商品ページを見てもワット数が記載されていない製品があります。
ワット数が分からないまま購入すると、実際に使い始めてから「最大負荷にしても軽すぎる」と後悔する可能性があります。
ただし、商品ページにWが載っていないからといって、すぐに候補から外す必要はありません。
まずは、次の2つを区別しましょう。
- 運動中のWを画面に表示できない
- メーカーが負荷のWを公表していない
W表示機能がなくても負荷性能を確認できる場合がある
エアロバイク本体の画面にWを表示する機能がなくても、メーカーが負荷表を公表していれば性能を確認できます。
私が使用しているアルインコのAFB5219も、運動中の画面にワット数を表示するタイプではありません。しかし、アルインコ公式サイトでは、60RPMでこいだ場合の負荷が30~181Wと公表されています。
このように、商品ページにWが見当たらない場合は、次の順番で情報を探してください。
- メーカー公式の商品ページ
- 取扱説明書
- メーカーの「よくある質問」
- 公式オンラインショップ
- メーカーへの問い合わせ
アルインコの場合は、公式サイトの「ペダル負荷数値一覧表」で、機種ごとのワット数を確認できます。
メーカーが公表している資料が見つかれば、本体にW表示機能がなくても、負荷性能を比較することは可能です。
負荷段階だけでは最大Wを判断できない
Wが公表されていない商品で特に注意したいのが、「負荷8段階」「負荷16段階」といった段階数だけを強調しているケースです。
段階数が多くても、最大負荷が強いとは限りません。
16段階の商品でも最大負荷が100W程度の可能性があります。一方、8段階でも最大150Wを超える製品があります。
したがって、次のような説明だけで負荷性能を判断するのは危険です。
- 16段階だから高負荷
- スポーツ選手にもおすすめ
- 本格的なトレーニングに対応
- 強力なマグネットを搭載
- 最大レベルは坂道のように重い
これらは使用感を表す説明であり、客観的な負荷の強さを示す数値ではありません。
レビューにある「かなり重い」「男性でもきつい」といった感想も、書いた人の体力によって評価が変わります。参考にはなりますが、Wの代わりにはなりません。
消費電力のWとペダル負荷のWを間違えない
電源を使用するエアロバイクでは、商品仕様に「消費電力:4.5W」などと記載されている場合があります。
このWは、メーターや電磁負荷装置を動かすために使用する電力です。ペダルをこぐときの負荷ではありません。
購入時に確認したいのは、次のような項目に記載されたWです。
- ペダル負荷
- 負荷値
- 運動量
- 出力
- ワットコントロール範囲
「定格消費電力」や「電源」の欄にあるWとは区別してください。
最大Wを確認できない場合はメーカーへ問い合わせる
公式サイトや取扱説明書を探してもWが分からない場合は、購入前にメーカーへ問い合わせるのが確実です。
問い合わせる際は、次のように質問します。

ペダル負荷は、60RPMでこいだ場合、最小何Wから最大何Wまでになりますか?
「最大負荷は何Wですか?」だけでは、測定時の回転数が分からない可能性があります。異なる商品と比較できるように、RPMの条件も一緒に確認しましょう。
メーカーから具体的な数値を回答してもらえない場合は、購入を慎重に判断したほうがよいでしょう。
特に、次の条件に当てはまる方は、負荷のWを確認できる商品がおすすめです。
- 運動経験のある男性
- ダイエットを長く継続したい
- 体力がついた後も同じ製品を使いたい
- 高い負荷でトレーニングしたい
- 複数の商品を客観的に比較したい
Wが不明な商品を選ぶ場合のチェック項目
価格やサイズなどの事情から、Wが公表されていない商品を選ぶ場合は、少なくとも次の項目を確認してください。
- 負荷方式
- 連続使用時間
- 使用者の身長・体重に近いレビュー
- 最大負荷に関する口コミ
- 取扱説明書の有無
- メーカーの問い合わせ窓口
- 保証期間
- 返品・交換条件
ただし、これらを確認しても、正確な最大Wが分かるわけではありません。
「軽い運動ができればよい」という方なら問題にならないこともありますが、負荷性能を重視する方は、メーカーがWを公表している商品を選ぶほうが失敗を防ぎやすくなります。
エアロバイクは数年間使う可能性がある運動器具です。購入時の体力だけでなく、運動を継続して体力がついた後のことまで考えて選びましょう。
【実測比較】53・80・116・181Wはどれくらいきつい?
ワット数を見ただけでは、実際にどれくらいの負荷を感じるのか想像しにくいと思います。
そこで、私が愛用している「アルインコ エアロマグネティックバイク AFB5219」を使い、負荷段階を変えながら心拍数と体感の違いを検証しました。

先に結果をまとめると、私の場合は次のようになりました。
| 負荷段階 | 公表負荷 | 心拍数 | 体感 |
|---|---|---|---|
| 4 | 53W | 80台 | 非常に軽い |
| 6 | 80W | 平均90台 | 快適だが余裕がある |
| 7 | 116W | 平均110・最大120 | 明確に負荷を感じる |
| 8 | 181W | 平均118 | しっかりきつい |
※Wはアルインコが公表している60RPM時のペダル負荷です。今回の検証でワット出力を直接測定したものではありません。
検証条件
今回の検証条件は次のとおりです。
| 項目 | 検証条件 |
|---|---|
| 使用機種 | アルインコ AFB5219 |
| 年齢 | 検証時34歳 |
| 運動時間 | 各負荷5分間 |
| 速度 | 約20km/hを維持 |
| 検証した負荷 | 4・6・7・8 |
| 確認項目 | 心拍数・脚に感じる重さ・呼吸の変化 |
検証時は、簡易的な目標心拍数として「(220-年齢)×60~70%」を使用しました。
検証時の年齢は34歳だったため、目安とした心拍数は次のとおりです。
(220-34)×60~70%=約112~130拍/分
この範囲へ心拍数が近づくかを確認しながら、負荷ごとの違いを比較しました。
なお、心拍数は体力、体重、室温、運動時間、その日の体調などによって変化します。今回の結果は、普段から自宅トレーニングをしている私個人の実測結果です。
また、各負荷の検証時間は5分間と短いため、長時間こいだ場合の心拍数とは異なる可能性があります。
負荷4・53W|ウォーミングアップ向けの軽さ
最初に、負荷4で5分間こぎました。
アルインコが公表している負荷4の数値は、60RPM時で53Wです。
53Wの検証結果
- 継続時間:5分
- 速度:約20km/h
- 心拍数:80台
- 体感:軽いギアの自転車をこいでいる感覚
- 脚への負担:ほとんど感じない

53Wではペダルを軽く回すことができ、脚への負担はほとんど感じませんでした。
心拍数も80台から大きく上がらず、検証時に目安としていた112~130拍には届いていません。
全力に近い速さで回せば心拍数を上げられる可能性はありますが、速い回転を維持し続ける必要があります。
私にとって53Wは、脂肪燃焼を目的としたメインの運動というより、ウォーミングアップやクールダウンに適した負荷でした。
一方、運動を始めたばかりの方や、体力に自信がない方には、無理なく継続しやすい強度です。
負荷6・80W|気持ちよく続けられるが余裕がある
続いて、負荷6で5分間こぎました。
負荷6のメーカー公表値は、60RPM時で80Wです。
80Wの検証結果
- 継続時間:5分
- 速度:約20km/h
- 心拍数:平均90台
- 体感:平坦な道を自転車で走っている感覚
- 脚への負担:軽く重さを感じる程度

53Wと比べるとペダルに重さを感じましたが、呼吸にはまだ余裕がありました。
心拍数は平均90台まで上がったものの、私の場合は脂肪燃焼を意識した運動としては少し軽い負荷でした。
ただし、80Wは無理なく長く続けやすい強度です。
運動初心者が20~30分の有酸素運動を始める場合や、疲労を残さず軽く運動したい日には使いやすい負荷だと感じます。
負荷7・116W|心拍数が目安に近づいた
次に、負荷7で5分間こぎました。
負荷7のメーカー公表値は、60RPM時で116Wです。
116Wの検証結果
- 継続時間:5分
- 速度:約20km/h
- 心拍数:平均110・最大120
- 体感:重いギアの自転車をこいでいる感覚
- 脚への負担:明確に重さを感じる

116Wになると、80Wまでとは体感が大きく変わりました。
ペダルをしっかり踏み込む必要があり、油断すると約20km/hの速度を維持できなくなるほどです。
平均心拍数は110、最大心拍数は120まで上がりました。検証時に目安としていた112~130拍に近づき、呼吸も少し速くなっています。
私の場合、116Wから「しっかり有酸素運動をしている」という感覚を得られました。
運動初心者や小柄な方にとっては、116Wでもかなりきつく感じる可能性があります。最初からこの負荷を選ばず、80W前後から段階的に上げることをおすすめします。
負荷8・181W|短時間でもしっかりきつい
最後に、最大となる負荷8で5分間こぎました。
負荷8のメーカー公表値は、60RPM時で181Wです。
181Wの検証結果
- 継続時間:5分
- 速度:約20km/h
- 心拍数:平均118
- 体感:自転車で坂道を上っている感覚
- 脚への負担:強い重さを感じる

181Wでは、こぎ始めからペダルに強い重さを感じました。
特に最初の2~3分は、脚でしっかり踏み込まなければ約20km/hを維持できません。運動初心者の場合は、長時間こぎ続けるのが難しい強度だと思います。
平均心拍数は118まで上がり、検証時に目安としていた範囲に入りました。
普段から運動している私でも十分な負荷を感じられたため、体力向上や短時間の高強度トレーニングにも使える強さです。
ただし、脂肪燃焼を目的に長時間こぐ場合、181Wがすべての人に適しているわけではありません。呼吸が大きく乱れたり、数分しか続けられなかったりする場合は、負荷を下げたほうが継続しやすくなります。
実測では116Wから心拍数が大きく上がった
今回の検証では、私の心拍数と体感は次のように変化しました。
- 53W:ウォーミングアップに適した軽さ
- 80W:快適に長く続けやすい
- 116W:心拍数が上がり、運動している感覚が強くなる
- 181W:脚にも心肺にも十分な負荷を感じる
私の場合、116Wから心拍数が目安の範囲に近づき、181Wでは平均心拍数が118まで上がりました。
この結果から、家庭用エアロバイクでも、60RPM時に150W以上の最大負荷があれば、運動に慣れた男性でも負荷を調整しやすいと感じます。
一方、必要なWは人によって異なります。初心者は50~80W程度から始め、心拍数や呼吸を確認しながら少しずつ負荷を上げてください。
ワット数は、他人と競うための数字ではありません。自分に適した運動強度を再現し、体力の変化を確認するための指標として活用しましょう。
マグネット式・電磁式・摩擦式で負荷はどう違う?
エアロバイクの負荷方式は、主に次の3種類に分けられます。
- マグネット負荷方式
- 電磁負荷方式
- 摩擦負荷方式
それぞれ負荷を発生させる仕組みが異なるため、ペダルの感覚や静音性、かけられる負荷の範囲にも違いがあります。
先に特徴を比較すると、次のとおりです。
| 負荷方式 | 静音性 | 高負荷 | ペダルの滑らかさ | 電源 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| マグネット式 | 高い | 製品による | 比較的滑らか | 基本不要 | 自宅で静かに運動したい人 |
| 電磁式 | 非常に高い | 対応しやすい | 滑らか | 必要 | 幅広い負荷や自動調節を求める人 |
| 摩擦式 | 製品による | 対応しやすい | 重い負荷をかけやすい | 基本不要 | 高強度トレーニングをしたい人 |
※同じ負荷方式でも、製品によって性能は異なります。
マグネット負荷方式|静かで家庭用に使いやすい
マグネット負荷方式は、フライホイールに磁石を近づけたり離したりすることで、ペダルの重さを調節する仕組みです。
磁石とフライホイールが直接接触しないため、運動中の音が比較的小さく、家庭用エアロバイクで広く採用されています。
主なメリットは次のとおりです。
- 運動中の音が小さい
- 摩擦パッドの交換が基本的に不要
- 負荷を簡単に調節できる
- 電池式や電源不要の製品が多い
- 比較的手頃な価格で購入できる
一方で、製品によって最大負荷に大きな差があります。
「マグネット式だから負荷が弱い」とは限りませんが、コンパクトモデルや折りたたみモデルには、最大Wが低い製品もあります。
私が使用しているAFB5219もマグネット負荷方式ですが、60RPM時の負荷は最大181Wです。自宅で行う有酸素運動としては、十分な負荷をかけられています。
マグネット式を選ぶ場合も、負荷方式だけで判断せず、最大Wを確認することが大切です。
マグネット式がおすすめの人
- 集合住宅で静かに運動したい
- 早朝や夜間にも使用したい
- ダイエットや健康維持が目的
- 複雑な機能を必要としていない
- 価格と性能のバランスを重視したい

電磁負荷方式|滑らかで負荷を自動調節できる
電磁負荷方式は、フライホイール内部のコイルへ電流を流し、発生した磁力によって負荷を調節する仕組みです。
ボタン操作で負荷を細かく変更でき、ペダリングが滑らかな点が特徴です。ジム向けのエアロバイクや、高価格帯の家庭用モデルに多く採用されています。
主なメリットは次のとおりです。
- ペダリングが滑らか
- 負荷を細かく調節できる
- 幅広い負荷に対応しやすい
- 運動プログラムを搭載できる
- 心拍数や設定Wに合わせて負荷を自動調節できる製品がある
特に便利なのが、ワットコントロール機能です。
ワットコントロール機能を搭載した製品では、設定したWを維持するために、ペダルの回転数に応じて負荷を自動調節します。
例えば、回転数が上がるとペダルを軽くし、回転数が下がるとペダルを重くすることで、一定の運動強度を保ちやすくなります。
一方、次のようなデメリットがあります。
- 本体価格が高い
- 電源への接続が必要
- 本体が大きく重い製品が多い
- 機能が多く、操作が複雑な場合がある
運動プログラムや自動負荷調節を使わない方にとっては、必要以上に高価な可能性もあります。
電磁式がおすすめの人
- ジムに近い滑らかな使用感を求めている
- 長期的に本格的な運動を続けたい
- ワット数を指定して運動したい
- 自動負荷調節機能を利用したい
- 家族で体力に合わせて使い分けたい
摩擦負荷方式|高い負荷をかけやすい
摩擦負荷方式は、フライホイールへ摩擦パッドを押し当てることで負荷を発生させる仕組みです。
主にスピンバイクで採用されており、ダイヤルを回して負荷を無段階に調節できる製品が多くあります。
主なメリットは次のとおりです。
- 強い負荷をかけやすい
- 負荷を無段階で調節できる
- 電源を必要としない
- 高強度トレーニングに対応しやすい
- 連続使用時間が長い製品がある
一方、摩擦パッドがフライホイールへ直接触れるため、使用に伴ってパッドが摩耗します。
製品によっては、運動中に接触音が発生したり、定期的なパッド交換が必要になったりします。
また、負荷をダイヤルの感覚で調節する製品が多いため、前回と同じ強度を正確に再現しにくい場合があります。
摩擦式がおすすめの人
- 脚力向上や高強度トレーニングが目的
- 重い負荷で追い込みたい
- スピンバイクの前傾姿勢が苦にならない
- 消耗品の交換に抵抗がない
- 静音性より負荷の強さを優先したい
負荷方式だけでは最大Wを判断できない
負荷方式は商品選びの重要なポイントですが、「マグネット式だから軽い」「電磁式だから必ず高負荷」とは限りません。
マグネット式でも最大180Wを超える製品があります。一方、高価格な電磁式でも、使用目的によっては必要以上の性能になることがあります。
購入時は、負荷方式とあわせて次の項目を確認しましょう。
- 同じRPMでの最大W
- 負荷調節の段階数
- 連続使用時間
- 運動中の静音性
- 自動負荷調節の有無
- 消耗品交換の必要性
自宅でダイエットや健康維持に使うなら、静音性と最大Wのバランスがよいマグネット式が選びやすいでしょう。
より滑らかな使用感やワットコントロール機能を求めるなら電磁式、高い負荷を優先するなら摩擦式が候補になります。
どの方式を選ぶ場合でも、最終的には「自分が必要とするWまで負荷をかけられるか」を確認することが重要です。
最大Wを確認できるおすすめエアロバイク3選
ここからは、メーカーがワット数を公表しているアルインコのエアロバイクを3機種紹介します。
選定条件は次のとおりです。
- 2026年7月時点でメーカー公式サイトに「販売」と掲載されている
- 60RPM時の負荷が公表されている
- 最大負荷が150W以上ある
- 自宅で使用できる家庭用モデル
- 使用目的の違いが明確である
3機種の違いを先に比較すると、次のとおりです。
| 商品 | 最大負荷 | 負荷方式 | 段階数 | 連続使用時間 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|---|---|
| AFB5219 | 181W | マグネット式 | 8段階 | 30分 | シンプルさを重視する人 |
| AFB6126 | 170W | マグネット式 | 16段階 | 30分 | プログラムやアプリを使いたい人 |
| AFB7218 | 300W | 電磁式 | 36段階 | 60分 | 高負荷・長時間の運動をしたい人 |
※最大負荷はメーカー公表の60RPM時の数値です。価格や在庫は販売店によって変動します。
AFB5219|シンプルでも最大181Wまで対応
私が実際に使用しているのが、アルインコの「エアロマグネティックバイク AFB5219」です。
複雑な運動プログラムを省いたシンプルなモデルですが、60RPM時に最大181Wまで負荷をかけられます。
AFB5219の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大負荷 | 181W(60RPM時) |
| 負荷方式 | マグネット負荷方式 |
| 負荷調節 | 8段階 |
| 連続使用時間 | 30分 |
| 適応身長 | 約150~180cm |
| 耐荷重 | 120kg |
| 本体重量 | 30.5kg |
| 電源 | 単3乾電池2本 |
| 心拍数測定 | あり |
最大の魅力は、操作が簡単でありながら負荷の範囲が広いことです。
軽く運動したいときは30~80W、心拍数をしっかり上げたいときは116~181Wというように、目的に合わせて負荷を使い分けられます。
電源コードが必要ないため、コンセントの位置を気にせず設置できる点も便利です。
一方、運動プログラムや自動負荷調節機能は搭載されていません。また、連続使用時間は30分です。
AFB5219がおすすめの人
- 複雑な機能を必要としていない
- ダイヤルで簡単に負荷を調節したい
- 静かなエアロバイクを探している
- 電源コードなしで使用したい
- 実測された商品を選びたい
- 30分以内の有酸素運動が中心
必要な機能を絞り、価格と負荷性能のバランスを重視する方には、AFB5219が最も選びやすいと思います。
AFB6126|運動プログラムとアプリ連携に対応
単調な運動では飽きてしまいそうな方には、「プログラムバイク AFB6126」が候補になります。
AFB6126は16段階のマグネット負荷に加え、16種類のプログラムコースと6種類のトレーニングモードを搭載したモデルです。
スマートフォンアプリと連携でき、運動に変化をつけながら続けられます。
AFB6126の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大負荷 | 170W(60RPM時) |
| 負荷方式 | マグネット負荷方式 |
| 負荷調節 | 16段階 |
| 連続使用時間 | 30分 |
| 適応身長 | 約150~190cm |
| 耐荷重 | 120kg |
| 本体重量 | 約22kg |
| 電源 | AC100V |
| 心拍数測定 | あり |
| プログラム | 16種類 |
| アプリ連携 | あり |
注目したいのは、16段階でも最大負荷は170Wである点です。
8段階のAFB5219は最大181Wなので、段階数が多いAFB6126のほうが強いわけではありません。
AFB6126のメリットは、最大負荷の強さよりも、負荷を細かく調節できることと、プログラムに合わせて運動へ変化をつけられることです。
サドルの高さは約150~190cmの身長に対応し、本体重量もAFB5219より軽くなっています。
一方、使用には電源コードが必要で、連続使用時間は30分です。
AFB6126がおすすめの人
- 自分で負荷を調節するのが面倒
- 同じ運動の繰り返しでは飽きやすい
- アプリで運動を楽しみたい
- 負荷を細かく調節したい
- 家族で体力に合わせて使い分けたい
- 身長が180cmを超えている
シンプルな操作を求めるならAFB5219、プログラムやアプリによる継続しやすさを求めるならAFB6126が向いています。
AFB7218|最大300W・連続使用60分の高性能モデル
負荷性能を妥協したくない方には、「アドバンストバイク AFB7218」が候補になります。
AFB7218は、スポーツクラブでも採用されている電磁負荷方式を使用した高性能モデルです。
60RPM時の最大負荷は300W。家庭用としては非常に高い負荷に対応しています。
AFB7218の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大負荷 | 300W(60RPM時) |
| 負荷方式 | 電磁負荷方式 |
| 負荷調節 | 36段階 |
| 連続使用時間 | 60分 |
| 適応身長 | 約160~190cm |
| 耐荷重 | 135kg |
| 本体重量 | 約35.5kg |
| 電源 | AC100V |
| 心拍数測定 | あり |
| 自動負荷プログラム | 12種類 |
電磁負荷方式を採用しているため、ペダルのどの位置でも負荷が均一になりやすく、滑らかにこげる点が特徴です。
負荷は45~300Wまで36段階で調節できます。軽い有酸素運動から、高強度のトレーニングまで1台で対応できます。
連続使用時間が60分あるため、30分を超えて運動したい方にも向いています。
一方、AFB5219やAFB6126と比べて価格が高く、本体も大きく重くなります。適応身長は約160cm以上なので、小柄な方が使用する場合は注意が必要です。
AFB7218がおすすめの人
- 自宅でもジムに近い環境で運動したい
- 180W以上の高負荷を使用したい
- 30分を超えて運動したい
- 滑らかなペダリングを重視する
- 運動経験があり、長期的に使いたい
- 家族で幅広い負荷を使い分けたい
ダイエットや軽い運動だけが目的なら、AFB7218はオーバースペックになる可能性があります。
しかし、高負荷・滑らかさ・連続使用時間を重視する方には、3機種の中で最も余裕のあるモデルです。
迷った場合は使用目的で選ぶ
3機種で迷った場合は、次の基準で選ぶと分かりやすいです。
- シンプルでコストを抑えたい:AFB5219
- プログラムやアプリで継続したい:AFB6126
- 高負荷・長時間・滑らかさを重視:AFB7218
私と同じように、自宅で30分以内の有酸素運動を行う男性であれば、最大181WのAFB5219でも十分な負荷をかけられます。
体力があり、180W以上の負荷や60分間の連続使用を求める場合は、AFB7218を検討してください。
どの商品を選ぶ場合でも、段階数ではなく、同じRPMでの最大Wと連続使用時間を比較して判断しましょう。
エアロバイクのワット数に関するよくある質問
エアロバイクの負荷(ワット)に関する質問をまとめました。
エアロバイクのW(ワット)とは何ですか?
エアロバイクのWとは、ペダルをこいでいるときの運動量を表す数値です。
ペダルにかかる負荷と回転数によって変化し、ワット数が高いほど、同じ時間では強い運動をしている状態になります。
ただし、同じWでも感じるきつさは体力や体格によって異なります。
エアロバイクのワット数はどれくらいが目安ですか?
運動初心者は50~80W、ダイエット目的なら80~120W程度から調整するのがひとつの目安です。
普段から運動している男性が持久力向上を目指す場合は、120~180W程度も選択肢になります。
最適なWは人によって異なるため、心拍数や呼吸の状態も確認してください。20~30分継続でき、軽く汗ばむ程度の負荷を探しましょう。
エアロバイクの100Wはどれくらいきついですか?
100Wは、多くの方にとって軽度から中程度の運動になる数値です。
運動初心者にはしっかりとした負荷に感じられる一方、運動経験のある男性には軽く感じられる場合があります。
私の実測では、80Wでは心拍数が平均90台にとどまり、116Wから明確に負荷を感じました。100W前後を基準にして、10~20Wずつ調整すると自分に合う強度を見つけやすくなります。
ワット数が高いほど脂肪燃焼に効果的ですか?
ワット数が高いほど、同じ運動時間で消費するエネルギーは増える傾向があります。しかし、Wを上げれば上げるほど脂肪燃焼に効果的になるわけではありません。
負荷が高すぎると運動を長く続けられず、合計の運動量が少なくなる可能性があります。
ダイエット目的なら、数分しか続けられない高負荷よりも、心拍数が適度に上がった状態で20~30分継続できるWを選びましょう。
負荷が16段階なら8段階より強いですか?
16段階のほうが8段階より強いとは限りません。
段階数は負荷を調整できる細かさを表しており、最大負荷の強さを表す数字ではないからです。
例えば、アルインコのAFB6126は16段階で最大170W、AFB5219は8段階で最大181Wです。負荷の強さを比較するときは、段階数ではなく、同じRPMでの最大Wを確認してください。
Wを比較するときは何RPMを基準にすればよいですか?
メーカーが公表している場合は、60RPM時のWを基準にすると比較しやすくなります。
同じ150Wでも、60RPMと80RPMではペダル1回転あたりに必要な力が異なります。製品の負荷性能を比較するときは、同じRPM条件で公表された数値を比べましょう。
本体にWが表示されない商品は避けるべきですか?
本体にWが表示されなくても、メーカーが負荷表を公表していれば性能を確認できます。
まずは公式商品ページ、取扱説明書、メーカーのFAQを確認してください。それでも分からない場合は、メーカーへ「60RPM時の最小・最大負荷は何Wですか」と問い合わせましょう。
メーカーから具体的な負荷を確認できない商品は、運動経験のある方や高負荷を求める方にはおすすめしにくいです。
消費電力のWとペダル負荷のWは同じですか?
消費電力のWとペダル負荷のWは別の数値です。
「消費電力9W」などの表記は、メーターや負荷調節機能を動かすために使用する電力を示しています。運動中に脚へかかる負荷ではありません。
ペダルの負荷を確認するときは、「ペダル負荷」「負荷値」「運動量」「出力」などの項目に記載されたWを確認してください。
ワット数と心拍数はどちらを目安にすべきですか?
ワット数と心拍数は、両方を組み合わせて使用するのがおすすめです。
ワット数はエアロバイク側の運動負荷を示し、心拍数はその負荷に対する身体の反応を示します。
同じ100Wでも、体力がつくと以前より心拍数が上がりにくくなることがあります。Wで運動条件をそろえ、心拍数や体感の変化から自分の体力を確認しましょう。
まとめ|負荷段階ではなく同じRPMでの最大Wを確認しよう
エアロバイクを選ぶときは、「8段階」「16段階」といった負荷段階の数だけで判断しないことが重要です。
負荷段階が表しているのは調節の細かさであり、負荷の強さではありません。実際にどれくらい強い運動ができるかを比較するには、同じRPMでの最大Wを確認する必要があります。
この記事のポイントをまとめます。
- Wはペダルの負荷と回転数によって決まる
- 負荷段階が多くても最大Wが高いとは限らない
- 異なる商品は同じRPM条件のWで比較する
- 運動初心者は50~80W程度から始める
- ダイエット目的なら80~120W程度を基準に調整する
- ワット数だけでなく心拍数や体感も確認する
- 男性が長く使うなら最大150W以上がひとつの目安
- Wが不明な場合は公式資料やメーカーへの問い合わせで確認する
私がAFB5219を使って検証した結果、53Wと80Wでは余裕があり、116Wから心拍数が大きく上がりました。181Wでは、普段から運動している私でも十分な負荷を感じています。
必要なWには個人差がありますが、体力がついた後も使い続けることを考えるなら、最大負荷に余裕のある商品を選んだほうが後悔を防ぎやすくなります。
今回紹介した3機種は、次の基準で選ぶと分かりやすいです。
| 重視すること | おすすめ商品 |
|---|---|
| シンプルさと負荷性能 | AFB5219 |
| プログラム・アプリ連携 | AFB6126 |
| 高負荷・60分の連続使用 | AFB7218 |
自宅で30分以内の有酸素運動を行い、複雑な機能を必要としない方には、私も使用しているAFB5219が選びやすいと思います。
エアロバイクは、購入時の体力だけでなく、運動を継続して体力がついた後のことまで考えて選びましょう。
「何段階あるか」ではなく、「60RPMで最大何Wまで出せるか」を確認することが、負荷不足で後悔しないためのポイントです。



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