本記事では可変式ダンベルの闇をご紹介します。
可変式ダンベルには多くのメリットがありますがその分デメリットもあります。本記事ではそんなデメリットのみをまとめました。可変式ダンベルのいい面だけでなく、悪い面も理解したい方は是非ご覧ください。
私は2020年頃から自宅でのトレーニングをはじめ、それ以来ずっと可変式ダンベルを使っています。使用したダンベルは2種類、合計8個のデメリットを感じましたのでご紹介します。


可変式ダンベルの購入を検討している方は、これから紹介するデメリットが該当しないか事前にご確認することをおすすめします!
可変式ダンベルのデメリット8選!
それでは可変式ダンベルのデメリットについてご紹介をしていきます。
まずは、自宅トレーニングを始めた頃に使っていたこちらの「Wout 可変式ダンベル」のデメリットを4つご紹介します。

重量変更が面倒
1つ目のデメリットは重量変更が面倒な点です。
こちらの可変式ダンベルはプレートを取り外して重量変更するタイプの商品です。自由に重量を変更でき、便利ではありますがプレートの取り外しが面倒です。
実際にプレートの取り外しにかかる時間を検証した結果がこちらです。


外側のプレートを外すまで1分15秒かかりました。これを種目の度に行っていると結構大変です。インターバル中にいそいそと重量変更するので、
- インタバールの時間が有効に使えない
- 休憩時間が伸びてしまう
などの支障が出ました。
- トレーニング時間をなるべく短くしたい
- 細かく重量を変更し筋肉に最適な負荷をかけたい
という方は「重量変更がスムーズに出来るか」という点にご注目下さい。
オンザニーが出来ない
2つ目のデメリットはオンザニーが出来ない点です。
オンザニーとはベンチ台に座ってダンベルを膝に乗せ、そこからダンベルをスタートポジションにもっていくことを指します。

私が使用していたWoutの可変式ダンベルはシャフトが外側に飛び出ているのでオンザニーがとてもやりづらい…

高重量を扱う時はオンザニーが出来ないとダンベルをスタートポジションにもっていくことが出来ません。無理やりダンベルを持ち上げるとケガのリスクにもなります。安全にトレーニングを実施する上でオンザニーはとても重要です。
- ベンチ台を使ってトレーニングを行いたい
- 高重量でしっかりと負荷をかけてトレーニングを行いたい
という方はダンベルの形状にもご注目下さい。
バーベルは結局使わない
3つ目のデメリットはバーベルは結局使わない。です。
Woutの可変式ダンベルはバーベルにもなる点をメリットとして謳っておりますが、結局使うことはほとんどありませんでした…
やはり、取り換えるのが面倒です。
ダンベルさえあれば十分と感じていたためバーベルにする機会はほとんどありませんでした。購入当初こそヒップスラストの為にバーベルにしていました。

しかし、このためだけにバーベルに変更するのが面倒でやめました。お尻周りはダンベルスクワットなどでも鍛えられるのでそちらで代用しています。
結局、バーベル用のバーだけがぽつんと部屋の隅にいる状況となっています。
- 本当にバーベルが必要か?
について冷静に考えた上で、ダンベルの購入についてご検討下さい。
プレートがかさばる
4つ目のデメリットはプレートがかさばる点です。
Woutの可変式ダンベルは使っていないプレートを置いておくためのスペースが必要です。これが案外場所を取ります。

このように使っていないプレートの山が出来てしまいます。プレートの山があることで、
- 場所を取る
- 子供が持ち上げて遊んじゃう
- 見た目も良くない
などのマイナスポイントが生じます。
特に私の部屋はそこまで広くないので、どこにプレートを置くか頭を悩ませています…。
可変式ダンベルを購入される際は、
- プレートは結構邪魔になる
- そもそもプレートを置く場所はあるか?
について予めご確認下さい。
~ライシンメタルダンベルへ乗り換え~
先程ご紹介したWoutの可変式ダンベルからライシンメタルダンベルに乗り換えました。

ちなみに私が購入した商品は1つ前のモデルです。2022年に購入し、2年以上使用しております。
このダンベルの使用経験の中で感じたデメリットを4つご紹介します。
値段が高い
ライシンメタルダンベルの1つ目のデメリットは値段が高い点です。
2024年12月時点の値段で約7万円!となっています。(32㎏2個セット)
ダンベルだけで7万となるとなかなかの値段です。先程紹介したWoutのダンベル(20㎏×2個)が8~9千円なので、その差はかなり大きいです。
ただ、2年以上問題なく使い続けられている点を考慮すると、初期投資こそかなり大きいですが、長期的に考えるとコスパは良いと思います。また、ジムの様に定期的にコストがかかるわけではないので最初さえ乗り越えてしまえば費用はかかりません。
とはいえ、初期投資としてまとまった費用が必要である点にはご注意下さい。
ダンベルを戻す時に注意
ライシンメタルダンベルはダンベルを戻す時に注意が必要です。
ライシンメタルダンベルを戻す時は、溝にピタッとはめる必要があります。

高重量でトレーニングを行った後は疲れも相まって元の位置に戻すのに苦労します。腕がぷるぷるした状態なのでいつも慎重に戻してます。
横着して片手でやるとはめづらいので両手で扱うようにしましょう。
ライシンメタルダンベルはダンベルを戻す時も注意が必要な点にご注意下さい。
持ち手の太さに注意
ライシンメタルダンベルは持ち手が太いのが特徴です。
ライシンメタルダンベルのシャフトの太さは3.8㎝となっています。他の商品と比べても太いのが特徴です。私も最初は太いなと違和感を覚えましたが、使っていれば慣れて全く気にならなくなりました。
ただ、高重量でスクワットやデッドリフトをやる際は、リストストラップやパワーグリップを用いるのがおすすめです。

太いシャフトを自分の指のみで支えるのはかなりきついです。握力が奪わてしまい、肝心な脚や背中に負荷をかけることが出来ません。また、重さに耐えきれずダンベルを落としてしまう危険性があります。
太いシャフトは丈夫で頑丈な点は良いのですが、トレーニングによってはやりづらさが生じるので注意が必要です。
幅が大きいものに注意
可変式ダンベルは幅(全長)にも注目しましょう。
私が使っているライシンメタルダンベルは幅(全長)が長いです。しかも、プレートの数に関係なく全長が固定されています。ですので、低重量でも幅広です。

※私が使っているのは旧モデルで、新モデルではこの点が改善されています。
このように全長が長いとトレーニングによってはやりづらい種目があります。ダンベル同士が当たってしまいストレスになります。
可変式ダンベルは重量を自由に変えられる点がとても便利ですが、重量が重くなるにつれ、ダンベルの全長も伸びてしまいます。また、商品によっては全長が固定されていて、常に幅を取るものもあります。
幅(全長)についても事前に確認いただくことをおすすめします。扱える重量とコンパクトさを兼ね揃えた商品が理想的です。
まとめ
以上が可変式ダンベルのデメリットです。買う前にはわかりづらいデメリットも多くあったかと思いますので、是非参考にしてみて下さい。
特に、ダンベルは自宅トレーニングで最も使う器具です。長期的にストレスなく使用できる商品をご選択ください。
デメリットもありますが当然それを上回るメリットもたくさんあります。今回紹介した2つの商品はとても気に入っており、間違いなく自宅トレーニングのマストアイテムです。ダンベルがあれば自宅でも全身を鍛えることが出来ますので、是非ダンベルを使って理想のボディをつくましょう。
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