トレーニングベンチを買おうと思ったとき、迷いやすいのが
「フラットベンチとインクラインベンチ、どっちを選べばいい?」
という問題です。
フラットベンチは構造がシンプルで価格を抑えやすい一方、インクラインベンチは背もたれの角度を変えられるため、できるトレーニングの種類が増えます。
そう聞くと、
「それならインクラインベンチを買っておけば間違いないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、インクライン機能をほとんど使わないのであれば、フラットベンチでも十分です。
反対に、価格の安さだけでフラットベンチを選ぶと、あとからインクラインダンベルプレスやショルダープレスなどをやりたくなり、「最初からインクラインベンチにしておけばよかった」と感じる可能性もあります。
大切なのは、単純に機能が多い方を選ぶのではなく、自分がどんなトレーニングをしたいのかを基準に選ぶことです。
この記事では、フラットベンチとインクラインベンチの違いを比較しながら、それぞれがどんな人に向いているのかを解説します。
先に結論をお伝えすると、どちらにするか迷っていて、今後トレーニングの種類を増やす可能性があるなら「インクラインベンチ」がおすすめです。
ただし、使う種目が決まっている人や予算を抑えたい人なら、フラットベンチの方が適している場合もあります。
「自分にはどっちが必要なのか?」を判断できるよう、順番に見ていきましょう。
フラットベンチとインクラインベンチはどっち?迷ったらインクラインがおすすめ
フラットベンチとインクラインベンチのどちらを買うか迷っているなら、基本的にはインクラインベンチがおすすめです。

理由は、インクラインベンチなら背もたれを水平にすることでフラットベンチとして使えるうえ、角度をつければインクラインダンベルプレスやショルダープレスなどにも対応できるからです。
1台でできる種目が増えるため、今後トレーニングの幅を広げたくなったときにも対応しやすくなります。
一方、フラットベンチにも価格を抑えやすい、構造がシンプルといったメリットがあります。
そのため、次のように考えると選びやすいです。
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 1台でできるだけ多くの種目をしたい | インクラインベンチ |
| 胸上部や肩もベンチを使って鍛えたい | インクラインベンチ |
| 今後トレーニング種目を増やしたい | インクラインベンチ |
| できるだけ購入費用を抑えたい | フラットベンチ |
| フラットダンベルプレスなど基本種目ができれば十分 | フラットベンチ |
| 角度調整機能を使う予定がない | フラットベンチ |
| シンプルな構造を重視したい | フラットベンチ |
ポイントは、今できる種目だけではなく、今後やりたくなるトレーニングまで考えて選ぶことです。
自宅トレーニングを続けていると、「胸上部も鍛えたい」「座った状態で肩を鍛えたい」など、少しずつ種目を増やしたくなることがあります。

そのとき、フラットベンチでは対応できない種目もあります。
「今はフラットベンチで十分そうだけど、将来的には分からない」という人なら、最初からインクラインベンチを選んでおく方が買い替えを防ぎやすいでしょう。
逆に、行う種目が明確に決まっていて、角度調整を使わないのであれば、無理に高機能なインクラインベンチを選ぶ必要はありません。
たとえば、ダンベルプレス・ダンベルフライ・ワンハンドロー・ブルガリアンスクワットなどを中心に行い、インクラインダンベルプレスなどの種目をする予定がない人なら、フラットベンチでも十分です。
トレーニング内容がある程度固定されていて、「今後も角度を変えて使うイメージがない」という人であれば、シンプルなフラットベンチを選んだ方が無駄がありません。
次から、フラットベンチとインクラインベンチの違いを具体的に比較していきます。
フラットベンチとインクラインベンチの違い
フラットベンチとインクラインベンチの最も大きな違いは、背もたれの角度を調整できるかどうかです。

この違いによって、できるトレーニングの種類だけでなく、価格や構造、使い勝手にも差が出てきます。
まずは主な違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | フラットベンチ | インクラインベンチ |
|---|---|---|
| 背もたれの角度調整 | できない | できる |
| トレーニング種目 | 基本種目が中心 | 幅広い種目に対応 |
| 価格 | 比較的安い | フラットよりやや高い |
| 安定性 | シンプルな構造で安定しやすい | 製品による |
| 移動しやすさ | 軽量なモデルも多い | 重量があるモデルも多い |
それぞれ詳しく見ていきます。
できる種目と角度調整の違い
フラットベンチは背もたれが水平に固定されているため、ダンベルプレスやダンベルフライ、ワンハンドロー、ブルガリアンスクワットなど、基本的なトレーニングが中心になります。
一方、インクラインベンチは背もたれの角度を変えられるため、
- インクラインダンベルプレス
- インクラインダンベルフライ
- シーテッドショルダープレス
- インクラインダンベルカール
などにも対応できます。

水平にすればフラットベンチとしても使えるため、トレーニングのバリエーションではインクラインベンチの方が有利です。
※インクラインベンチを使った代表的な種目が、インクラインダンベルプレスです。胸上部を鍛えたい方は、重量の目安やフォームについて以下の記事で詳しく解説しています。
価格と安定性の違い
フラットベンチは角度調整機構がないため、構造がシンプルです。
そのため、同程度の品質で比較すると、インクラインベンチより価格を抑えやすい傾向があります。また、可動部分が少ない分、安定した構造にしやすいのもメリットです。
ただし、フラットベンチなら必ず安定しているわけではありません。
実際の安定性は、フレームの太さや脚部の幅、本体重量など製品ごとの差も大きいため、購入前に仕様を確認しましょう。
移動・収納の違い
自宅でトレーニングベンチを使う場合は、できる種目だけでなく、使わないときにどうするかまで考えて選ぶことが重要です。
トレーニング専用の部屋があり、ベンチを常設できるのであれば、本体重量や収納性をそこまで気にする必要はありません。一方、リビングや寝室などでトレーニングをして、使うたびにベンチを移動させるのであれば、移動のしやすさは重要です。
フラットベンチは角度調整機構がない分、同程度の家庭用モデルでは比較的軽量な製品も多く、持ち上げて移動しやすい傾向があります。インクラインベンチは背もたれや座面の角度を調整するための構造が加わる分、重量が増えやすいです。
そのため、毎回ベンチを出したり片付けたりする予定なら、購入前に本体重量を確認しておきましょう。
収納については、フラットベンチとインクラインベンチのどちらが優れているとは一概にいえません。
フラットベンチでも折りたためない製品がありますし、インクラインベンチでもコンパクトに折りたためる製品があります。
収納スペースが限られている場合は、
- 折りたためるか
- 収納時の長さ・高さ・厚み
- 立てて保管できるか
- 家具の隙間などに収まるサイズか
- 折りたたみや展開が簡単か
などを確認しておくと安心です。
特に注意したいのが、「折りたためる=毎回収納しやすい」とは限らないことです。
折りたたむためにピンを抜いたり、複数の操作が必要だったりすると、毎回片付けるのが面倒に感じる可能性があります。
自宅でベンチを常設できない場合は、本体重量と収納時サイズ、折りたたみやすさまで確認して選びましょう。
インクラインベンチを選ぶメリット
インクラインベンチの最大のメリットは、1台でフラット種目と角度をつけた種目の両方に対応できることです。
特に自宅トレーニングでは、置ける器具の数に限りがあります。そのため、1台で複数の役割をこなせることは大きなメリットです。
また、トレーニングを続けていると、最初は必要ないと思っていた種目にも挑戦したくなることがあります。
例えば、最初はフラットダンベルプレスだけで満足していても、
「胸上部も鍛えたい」
「肩をもっとしっかり鍛えたい」
と思うようになることがあります。このとき、インクラインベンチなら買い替えることなく対応できます。逆にフラットベンチでは、背もたれに角度をつけられないため、できる種目に限界があります。

そのため、
「今はフラット種目だけで十分だけど、将来は分からない」
という人ほど、インクラインベンチを選んでおくメリットは大きいです。
また、可変式ダンベルとの相性が良いのもポイントです。
可変式ダンベルは重量を変えることで幅広いトレーニングに使えますが、インクラインベンチと組み合わせれば、さらに種目のバリエーションを増やせます。自宅でできるだけ少ない器具を使いながら、胸・肩・腕・背中などを幅広く鍛えたい人には、インクラインベンチが向いています。
ただし、インクラインベンチはフラットベンチより価格が高くなりやすく、本体重量も増える傾向があります。
そのため、単純に「高機能だからインクラインを選ぶ」のではなく、角度調整を実際に使う可能性があるかを考えることが大切です。
トレーニングの幅を広げたい人や、長く自宅トレーニングを続ける予定の人であれば、インクラインベンチを選ぶメリットを活かしやすいでしょう。
インクラインベンチと組み合わせるダンベルをまだ選んでいない方には、重量を簡単に変更できる可変式ダンベルがおすすめです。可変式ダンベルの選び方やおすすめモデルについては、以下の記事で比較しています。
フラットベンチで十分な人
インクラインベンチはできる種目が多く便利ですが、すべての人に必要なわけではありません。
角度調整を使う予定がなく、トレーニング内容がある程度決まっているなら、フラットベンチで十分です。
特に、次のような人にはフラットベンチが向いています。
- ダンベルプレスやダンベルフライが中心
- ワンハンドローなど基本的なダンベル種目に使いたい
- インクラインダンベルプレスをする予定がない
- 肩トレではベンチの背もたれを使わない
- できるだけ購入費用を抑えたい
- シンプルな構造のベンチを使いたい
- トレーニングするたびにベンチを移動することが多い
例えば、胸トレがフラットダンベルプレスとダンベルフライ中心であれば、背もたれの角度を変える機能はほとんど使いません。ワンハンドローやブルガリアンスクワットなどもフラットベンチで行えるため、基本的な自宅トレーニングであれば十分対応できます。
また、予算を抑えたい人にとってもフラットベンチは選択肢になります。
トレーニング環境を整えるには、ベンチだけでなくダンベルやマットなどにも費用がかかります。角度調整を使わないのであれば、ベンチに必要以上の予算をかけず、ダンベルなど他の器具に予算を回すのも一つの考え方です。
さらに、フラットベンチは構造がシンプルなので、同程度の家庭用モデルではインクラインベンチより軽量な製品もあります。
毎回ベンチを出したり片付けたりする人にとっては、この扱いやすさもメリットになります。
ただし、
「初心者だからフラットベンチで十分」とは限りません。
初心者でも今後トレーニングを続けて種目を増やしたいのであれば、最初からインクラインベンチを選ぶ方が向いています。
フラットベンチがおすすめなのは、初心者か経験者かではなく、「角度調整を使うトレーニングをするかどうか」が明確な人です。
「自分がやりたい種目はフラットベンチですべてできる」と判断できるのであれば、フラットベンチを選んでも十分満足できるでしょう。
自宅で使うならベンチ選びは「使いやすさ」まで確認する
フラットベンチかインクラインベンチかを決めたら、次は製品ごとの違いを確認します。
トレーニングベンチは見た目が似ていても、実際に使ってみると高さや座面の広さ、安定感などに違いがあります。
自宅で長く使うことを考えるなら、価格や耐荷重だけでなく、トレーニング中の使いやすさまで確認して選ぶことが重要です。
高さ・背もたれの幅・安定性を確認する
ベンチのサイズでまず確認したいのが、床からベンチ上面までの高さです。
目安としては、40cm台前半のベンチが使いやすいでしょう。
パワーリフティングの国際大会で使用されるベンチも高さ42〜45cmと規定されており、家庭用ベンチを選ぶ際のひとつの参考になります。ベンチが高すぎると、特に小柄な人は足が床につきにくくなり、ダンベルプレスで踏ん張りにくくなります。反対に、身長が高い人が極端に低いベンチを使うと、窮屈に感じることもあります。
次に確認したいのが背もたれの幅です。
背もたれは、背中をしっかり支えられつつ、肩甲骨の動きを邪魔しない幅を選ぶことが大切です。
幅が狭すぎると、ダンベルプレスなどで背中を預けたときに安定しにくくなります。一方、幅が広すぎると肩甲骨を寄せたり動かしたりしにくく感じることがあります。
家庭用ベンチでは27〜30cm前後の製品も多いため、このあたりをひとつの目安にしながら、自分の肩幅や体格に合っているか確認するとよいでしょう。
特にダンベルプレスやダンベルフライを行う予定なら、肩を動かしたときに背もたれが邪魔にならないかも意識して選びましょう。
そのため、
- 高さ:40cm台前半をひとつの目安にする
- 幅:30cm前後をひとつの目安にする
- 最終的には自分の身長や肩幅に合っているか確認する
と考えると分かりやすいでしょう。
また、ダンベルの重量が重くなるほど重要になるのがベンチの安定性です。
ベンチ自体がグラつくとトレーニングに集中しにくくなるため、耐荷重だけでなく、脚部の幅やフレームの構造なども確認しておきましょう。
特に高重量のダンベルを扱う予定なら、価格や収納性だけを優先せず、体を預けても不安を感じにくい安定したベンチを選ぶことが重要です。
インクラインベンチは角度調整の使いやすさも重要
インクラインベンチを選ぶ場合は、角度を何段階に変更できるかだけでなく、角度変更が簡単にできるかも確認したいポイントです。
例えば、インクラインダンベルプレスでは背もたれを浅めに起こし、ショルダープレスではより立てた角度で使うなど、種目によって適した角度は変わります。頻繁に角度を変えて使う予定なら、調整方法がシンプルで扱いやすい製品を選ぶとよいでしょう。
さらに、フラット状態で使用する場合は、背もたれと座面の間にできる隙間も確認しておきたいポイントです。製品によっては隙間が大きく、寝たときに腰や臀部付近が気になることがあります。
インクラインベンチは、単に角度調整できるかどうかではなく、使いたい角度に設定しやすく、フラット状態でも違和感なく使えるかまで確認して選びましょう。
ベンチ単体ではなくトレーニングスペース全体で考える
自宅で使う場合に意外と見落としやすいのが、ベンチを置いたときに必要になるスペースです。
ベンチ本体が置けても、ダンベルを左右に動かすスペースがなければトレーニングしにくくなります。特にダンベルフライなどは腕を左右に広げるため、ベンチの横にもある程度の余裕が必要です。
購入前にはベンチ本体のサイズだけでなく、
「ベンチを置いて、その周囲でダンベルを動かせるか」
まで確認しておきましょう。
また、トレーニング後に片付ける場合は、収納場所までの移動や収納時サイズも考えておく必要があります。
ベンチは一度購入すると長く使う器具です。
フラットかインクラインかを決めた後は、高さ・安定性・角度調整・設置スペースまで確認して、自宅で無理なく使い続けられる製品を選びましょう。
トレーニングベンチは、胸や肩のダンベルトレーニングだけでなく、腹筋トレーニングにも活用できます。
「ベンチを買ったらどんな種目ができるの?」と気になる方は、以下の記事でベンチを使った腹筋メニューを紹介しています。
初心者におすすめのフラットベンチ・インクラインベンチ
ここまでフラットベンチとインクラインベンチの違いを紹介してきましたが、実際に商品を探してみると似たようなベンチが非常に多く、
「結局どれを選べばいいの?」
と迷ってしまう方もいると思います。
そこで、初めてトレーニングベンチを購入する方が選びやすいように、フラットベンチとインクラインベンチから1台ずつ紹介します。
| タイプ | おすすめ商品 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| フラットベンチ | LEADING EDGE LE-FFB2 | シンプル・安定性・価格を重視したい |
| インクラインベンチ | WASAI MK600C | 省スペースで幅広い種目に使いたい |
フラットベンチならLEADING EDGE LE-FFB2
フラットベンチを選ぶなら、LEADING EDGEの「LE-FFB2」は初心者でも選びやすいモデルです。
主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 約112×37×42cm |
| シート幅 | 約27cm |
| 重量 | 約11kg |
| 耐荷重 | 300kg |
| 折りたたみ | 可能 |
高さは42cmと、ダンベルプレスなどで足を床につけて踏ん張りやすい高さになっています。耐荷重も300kgあるため、トレーニングを続けて扱うダンベルが重くなっても余裕を持って使用できます。
また、フラットベンチらしく構造がシンプルで、角度調整をする必要もありません。脚部を折りたためるので、トレーニング後に収納したい方にも使いやすいでしょう。
「ダンベルプレスやダンベルフライなど基本的な種目ができれば十分」
「インクライン機能は使わないので、シンプルなベンチが欲しい」
という方におすすめです。
▶ LEADING EDGE LE-FFB2の価格・口コミを確認する
インクラインベンチならWASAI MK600C
フラットかインクラインか迷っていて、できる種目の多さを重視するなら、WASAIの「MK600C」が候補になります。
主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用時サイズ | 約115×33×45~121cm |
| 収納時サイズ | 約59×33×35cm |
| 重量 | 約10kg |
| 耐荷重 | 180kg |
| 背もたれ角度 | 0°・30°・60°・90° |
| 折りたたみ | 可能 |
MK600Cの魅力は、自宅で使いやすいサイズと必要十分な角度調整機能を両立していることです。
背もたれは0°・30°・60°・90°の4段階です。0°なら通常のダンベルプレス、30°ならインクラインダンベルプレス、60°や90°まで起こせば肩のトレーニングなどにも活用できます。細かな角度調整が何段階も用意されているベンチもありますが、初心者であれば、まずはこの4段階でも十分にさまざまなトレーニングを楽しめます。
さらに横幅は約33cm、重量も約10kgです。大型のインクラインベンチと比べると、自宅に置いたときの圧迫感を抑えやすく、折りたためば約59×33×35cmまでコンパクトになります。
一方、耐荷重は180kgなので、高重量のダンベルを使って本格的にトレーニングしたい人には余裕が少なくなります。
しかし、
「これから自宅トレーニングを始めたい」
「フラットベンチでは将来物足りなくなりそう」
「大きすぎるインクラインベンチは置きたくない」
という初心者には、価格・サイズ・機能のバランスが取りやすいベンチです。
▶ WASAI MK600Cの価格・口コミを確認する
どちらにするか迷った場合は、角度調整を使わないと決まっているならLE-FFB2、今後いろいろな種目に挑戦したいならMK600Cという基準で選ぶと分かりやすいでしょう。
フラットベンチとインクラインベンチのよくある質問
よくある質問とその回答についてまとめました。
初心者はフラットベンチとインクラインベンチのどちらがおすすめ?
初心者でも、今後さまざまなダンベルトレーニングに挑戦したいのであれば、インクラインベンチがおすすめです。
背もたれを水平にすればフラットベンチとして使えるため、最初はダンベルプレスなど基本的な種目から始め、慣れてきたらインクラインダンベルプレスやショルダープレスなどへトレーニングの幅を広げられます。
一方、行う種目が決まっており、角度調整を使う予定がないならフラットベンチでも十分です。
初心者かどうかではなく、今後どんなトレーニングをしたいかで選びましょう。
インクラインベンチはフラットベンチとして使える?
多くのインクラインベンチは背もたれを水平に設定できるため、フラットベンチとしても使用できます。
ダンベルプレスやダンベルフライなど、一般的なフラットベンチ種目にも対応できます。
ただし、製品によってはフラット状態にしたときに背もたれと座面の間に隙間ができるため、購入前に形状や寸法を確認しておくと安心です。
フラットベンチだけでも胸は十分鍛えられる?
フラットベンチだけでも大胸筋はしっかり鍛えられます。
ダンベルプレスやダンベルフライなど、胸を鍛える代表的な種目を行えるためです。
ただし、胸上部をより狙って鍛えたい場合は、背もたれに角度をつけて行うインクラインダンベルプレスなどを取り入れやすいインクラインベンチが便利です。
胸トレができるかどうかではなく、胸トレのバリエーションをどこまで増やしたいかで考えるとよいでしょう。
インクラインベンチの角度は何度くらいあればいい?
行う種目によって使用する角度は変わります。
例えばインクラインダンベルプレスでは、背もたれを30度前後に設定して行うことが多く、ショルダープレスではさらに背もたれを立てて使用します。
そのため、角度調整の段階数だけを見るのではなく、自分が行いたい種目に必要な角度へ設定できるかを確認しましょう。
折りたためるベンチの方がいい?
トレーニングのたびにベンチを片付ける人には、折りたたみ式が便利です。
一方、トレーニング専用スペースがあり常設できるのであれば、折りたたみ機能を必須にする必要はありません。
また、「折りたためる」というだけでなく、収納時のサイズや折りたたむ手間も確認しておきましょう。
自宅での使い方に合わせて、常設するのか、毎回収納するのかを先に決めておくと選びやすくなります。
まとめ|迷ったらインクライン、用途が決まっているならフラットでも十分
フラットベンチとインクラインベンチのどちらを選ぶか迷ったら、今後どこまでトレーニングの幅を広げたいかで判断すると選びやすくなります。
フラットベンチは構造がシンプルで価格を抑えやすく、ダンベルプレスやダンベルフライ、ワンハンドローなど基本的な種目を行うには十分です。
一方、インクラインベンチは背もたれの角度を変えられるため、フラット種目に加えてインクラインダンベルプレスやショルダープレスなどにも対応できます。
そのため、
- 行う種目が決まっていて角度調整を使わない → フラットベンチ
- 1台で幅広い種目を行いたい → インクラインベンチ
- 胸上部や肩もベンチを使って鍛えたい → インクラインベンチ
- できるだけ費用を抑えたい → フラットベンチ
- 今後トレーニングの種類を増やす可能性がある → インクラインベンチ
という考え方がおすすめです。
特に「今はフラットベンチで十分そうだけど、将来的には分からない」という人なら、最初からインクラインベンチを選んでおく方が買い替えを防ぎやすいでしょう。
反対に、自分が行う種目が明確で、角度調整を使わないと判断できるなら、フラットベンチを選んでも問題ありません。
また、実際の商品を選ぶときは、ベンチの種類だけでなく、高さや背もたれの幅、安定性、収納性なども確認することが大切です。
迷ったらインクライン、用途が明確ならフラット。
この基準をもとに、自分のトレーニングスタイルや自宅のスペースに合ったベンチを選んでみてください。



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